2013年3月14日木曜日

●「障がいのある方が椅子に座ってできるヨガ」@荒川たんぽぽセンター【レポート2】

こんにちは!

今日も荒川たんぽぽセンターでの
「障がいのある方が椅子座って行うヨガセミナー」のレポート2です。
今日は、レッスンをさせて頂いた視点でのレポートを
もう少しお話ししてみたいと思います

椅子に座ってできる範囲で、無理なく行いましょう!
とお伝えしながら進めていきました。
通常のヨガでは、寝たり、床に立ったり、座ったりして行います。
リラックスは、完全に横になり、全身の力を抜いてゆきます。

それとは違い、椅子に座って行なうヨガは、
大体が上半身を中心とした動きになっていきます。
リラックスは椅子に楽にもたれて頂くようにしました。

上半身といっても、いろんな箇所があります。
頭、顔、首、肩、胸、背中、背骨
お腹、腕、手、指、目、耳、鼻
上半身だけでも、こんなにあるのです。
書き出すと多く感じませんか?
まずこれだけでも、大きな可能性を感じます。
椅子に座った状態でも、出来ることが結構あるのです。

この上半身の一つ一つの箇所できる範囲で、
ゆっくりと呼吸と合わせて動かしていきます。
その皆さんの様子を見させて頂き、
お手伝いをさせて頂いて、気づきました。
やるたびにリラックスが上手になっている
これはヨガのすばらしい効果の一つです。

 
通常、ヨガというと
どうしてもポーズをやることばかりの印象ですが、
そんなことはありません。

動いたあとのリラックスの時間が大切です。
動くからこそ、よく休めるということでもあります。
リラックスは、動いたことによって「心と体」がどう変化していくかを感じ、
また、動いたことによって「心と体」に、どう響いているかを感じる時間でもあります。

皆さんのヨガを見ていると段々と肩の力、顔の力が抜けてきていて、
座っている姿がくつろいでいるよう〜リラックス〜になり、
とても穏やかな空気が流れるようになっていました。

力み(緊張)をとるは、
ヨガでは体を動かすばかりではなく、呼吸からアプローチします。
息を吐ことで、体の緊張もゆるみ、心の緊張も解き放ちます。このことは、
椅子に座っていても、立っていても、床に座っていても、同じことです。
「息を吐く」
これが簡単なようですが、なかなか最初は難しいです。
誰でも皆です。私もそうでした。

皆さんも最初は、小さく遠慮気味に息を吐いていましたが、
何度も繰り返す中で、だんだん大きく息を吐くようになりました。
大きく吐くということは、口も大きく開けます。
お腹からだんだん息が吐けるようになります。
そうすると呼吸も深くなってきます。
なおレッスン終盤では笑顔で、息を吐いている方もいました!
とても良いです!


ポーズは、皆さんゆっくりと行ってくださってました。
このゆっくりも、最初は難しい方も多いです。
意識しないとゆっくりはできないのです

・急いで行なうと?
疲れる、何をしているかわからなくなる、落ち着かない、イライラする、

・ゆっくりと行うと?
疲れない、今やっていることがわかる、意識できる、無理がない、怪我もしにくい

このような違いがあります。
ゆっくり行うことで、気持ち良さや満足感も感じることができます。
参加された皆さんは、とても積極的でした。
ヨガによりリラックスすると
この積極性前向きさも増してきます

これらを踏まえて丁寧に行ったことが、
皆さんのアンケートに書かれた感想へと
繋がったのだと思います。
皆さんがセミナーで実際に行ったことが、
きちんと効果として感想に表れていて、
とてもうれしく思いました。

呼吸、意識、ゆっくりとした動作は、
心をゆったりと落ち着けます。
痛み、ストレス、疲れも軽減されます。

このことは、
椅子に座っていても、立っていても、床に座っていても、同じことです。

「息を吐く」「ゆっくりと行う」という2つはヨガの基本でもあります。
これは私たちの毎日の生活の中でも、とても大切なことです
これができると、疲れ、ストレスが解消されて、
元気が湧いてきます!

参加者の皆さんが、積極的でとてもすばらしかったです!
ヘルパーさん、付き添いのご家族の方々、
スタッフさんのフォローもとても良くして頂き、
ありがとうございました!


次回3/27水曜
またどうぞよろしくお願い致します。